新宮禅寺の森

新宮禅寺の森

雨で落ちた紅葉と水分を含んだ苔が、足元を鮮やかに彩っていました。

お寺を散策した後は、ぜひ当店へお越し頂き、色付き始めたイチョウと紅葉の美しいグラデーションを眺めながら特別な時間をお過ごし下さい。

秋のお彼岸

秋のお彼岸

秋のお彼岸。

人吉球磨三十三観音巡り開催中です。

当店が隣接する新宮禅寺へご参拝いただき、当店にも是非お立ち寄りください。

朔日(ついたち)

朔日(ついたち)

人吉球磨は朔日

日本人の水に対する信仰は、水を神仏まで高めました。
水は天の水と地の水の2つの観念があるそうです。
 
日本では、朔日には、朝5時ごろ(寅の刻)に井戸から汲んだ水を
神聖な水として飲んでいました。
その水を若水もしくは変若水と言いました。
民俗学の巨人・折口信夫は「日本人の先祖の住む原郷ユートピアである
常世国から密かに一年に一度流れ着く水がある。それは川を遡り、やがて地中深く
浸み込んで井戸水となる。その井戸の若水を毎年繰り返し飲むことで再生していく」
と記している。
 
五木の子守唄では「水は天からのもらい水」と歌われています。
 
川辺川は、いわば、天と地(陰と陽)からの水、若水なのです。
 
当店のマグカップは、陰と陽を組み合わせた六角形の中心である六芒星に
若水(変若水)をあしらっています。
 
ハレの店でお待ちしております。
 
(当店のしめ縄は、三日月の気が天から降っているイメージで作りました)
 
 
参考文献:五木の子守唄/「日本の風水」諏訪春雄
「日本文化の核心」松岡正剛/「陰陽五行と日本の民俗」吉野裕子
 

影向

影向

影向。

ようごうと読みます。

仏や神が時に応じて、仮の姿をとって現れること。

日本人はその仮の姿を、自然に求めました。

森や石や木や川や海・・・・

その代表格が風です。

また神仏があらわらることを「おとづれ」とも言います。

元々は「音連れ」と綴るそうです。

当店のインスタグラム

 

耳を澄ませください。

風、鳥、虫・・・・様々なおとづれが聴こえます。

気が枯れる状態を、気枯れ(けがれ)と言います。

コロナ禍で、気枯れた人が増え続けていますが、

自然に接することで、枯れた気を充填することができます。

コロナが終息した際には、

是非とも人吉球磨のたくさんの影向を、おとづれを、

感じてください。

 

新宮禅寺の影向

戦国時代に作られた六観音像は、風水拠点として三日月城の地門(南東)を護っています。

聖観音(しょうかんのん)は、他の観音に姿を変える(変化)

基本の像。苦難除去のご利益があると言われています。

観音様は音の無き音を聞いてくださる、心の声を聞いてくださる

から観音と言います。

コロナが一刻も早く終息できますように。

本日より 相良三十三観音めぐり 始まります。

本日より 相良三十三観音めぐり 始まります。

秋の訪れを告げる風物詩

昔近所の観音様にお祈りしていたら和尚さんが教えてくれました。
「観音様の語源知っとる?あなたの“心の音”を観てくれる、声なき声を聞いてくれる、だから”観音”さまというとよ」
西に浄土があるそうで、真西に太陽が沈んでいく日は浄土へ続く道が見えるそう。
そうお彼岸は、1年のうち最も浄土に近づく日。その日だけ人吉球磨の観音様は一斉開帳される。
祈りは御仏の前で心をさらけ出せる儀式。さらけ出しても観音様がきっと心の声は拾ってくださる。
 
お彼岸、心を浄化する旅。
 
人吉・球磨 相良三十三観音めぐり。
 
当店が隣接する新宮禅寺は32番札所です。
戦国時代に創建された六観音像(球磨郡錦町指定文化財)が皆様の心の声を聞いてくださいます。
 
 
秋 相良三十三観音めぐり

秋 相良三十三観音めぐり

人吉球磨の秋の風物詩 

人吉球磨の秋の風物詩 相良三十三観音めぐりの季節です。

江戸時代から続く伝統行事。

令和最初の観音めぐりは9月20日〜26日です。

当店の隣接する新宮禅寺も札所となっており、毎年多くの方が参拝されます。

なお、今年のポスターは当店主がクリエィティブディレクターを務めさせていただいたものです。

新宮禅寺 落葉

新宮禅寺 落葉

500年との刹那 ※刹那とは仏教用語でそれ以上分解できない時間の単位。

当店に隣接する古刹・新宮禅寺。

 

日本最南端 黄檗宗寺院でもあります。

 

境内にシンボリックにそびえ立つ銀杏。

樹齢500年を超える依代です。

今年も美しい色を魅せてくれ、そして落ちていきました。

 

古来、人々は黄色に色々な名前をつけています。

その1つが

黄檗色(こはだいろ)。

このお寺の銀杏にぴったりの色です。

 

あたり一面の黄檗色は、

一年に一度出会える刹那です。

また来年も出会えますように。

 

一片好風光(いっぺんこうふうこう)

一片好風光(いっぺんこうふうこう)

禅に最適な人吉・球磨

 

先日出会った刹那。

※刹那とは仏教用語で、これ以上分解できない時間のこと。

 

球磨郡あさぎり町。

当店から10分ほどの町。

 

 

禅語に「陰陽不到の処、一片の好風光」という言葉があります。

 

一片とは、切れ間なく広々とした様子のこと。

風光とは、素晴らしい景色のこと。

陰と陽を相比べることなく、どちらにも偏ることがなければ、

すばらしい景色となるという意味だそうです。

 

 

何かを選択しながら生きていく。

 

右か左か。

 

選択しなければ進まない、そう生きていけいない。

 

でも選択しなければ楽なんだろうとは思う。

 

でも生きていかねばならない、頑張らないといけない。

選択しなければならない。

 

では選択の基準は何なのか?

何を基準に選べばハッピーエンドになるのだろう?

 

この地域は、そんな苦しみを忘れさせてくれる

刹那を見せてくれます。

 

 

 

 

 

 

 

新宮禅寺 秋 紅葉

新宮禅寺 秋 紅葉

古刹の美しさ

昨夜から降った雨は、

 

古刹の美しさと深み

 

を教えてくれました。

秋、新宮禅寺、収穫。

秋、新宮禅寺、収穫。

美しい田園風景も当店の借景

 

窓から、隣接する新宮禅寺の風景が楽しめますが、

 

実は、田園風景もご来店のお客様の人気となっています。

 

美しい黄金色の田んぼで懸命に収穫されていました。