秋朝、抹茶と読書

秋朝、抹茶と読書

土曜、日曜、祝日は10:00〜より営業いたしております。

吹き抜ける風や早まる夕暮れなど、ふとしたところに秋の訪れを感じます。

爽やかな朝を球磨禅心生活でお過ごしください。

お席のご予約承ります。

朔日(ついたち)

禅に最適な人吉・球磨

朔日(ついたち)

人吉球磨は朔日

日本人の水に対する信仰は、水を神仏まで高めました。
水は天の水と地の水の2つの観念があるそうです。
 
日本では、朔日には、朝5時ごろ(寅の刻)に井戸から汲んだ水を
神聖な水として飲んでいました。
その水を若水もしくは変若水と言いました。
民俗学の巨人・折口信夫は「日本人の先祖の住む原郷ユートピアである
常世国から密かに一年に一度流れ着く水がある。それは川を遡り、やがて地中深く
浸み込んで井戸水となる。その井戸の若水を毎年繰り返し飲むことで再生していく」
と記している。
 
五木の子守唄では「水は天からのもらい水」と歌われています。
 
川辺川は、いわば、天と地(陰と陽)からの水、若水なのです。
 
当店のマグカップは、陰と陽を組み合わせた六角形の中心である六芒星に
若水(変若水)をあしらっています。
 
ハレの店でお待ちしております。
 
(当店のしめ縄は、三日月の気が天から降っているイメージで作りました)
 
 
参考文献:五木の子守唄/「日本の風水」諏訪春雄
「日本文化の核心」松岡正剛/「陰陽五行と日本の民俗」吉野裕子
 

手作り棕櫚ほうき(箒)の販売を開始致しました。

禅に触れる(禅体験)

手作り棕櫚ほうき(箒)の販売を開始致しました。

禅心箒(ほうき)

日本でも珍しく、球磨郡多良木町では安産を祈願する神聖な道具として箒 (ほうき)を大切にする習慣が残っていました。「お産の時には、箒の神様 が最初に加勢しに来るから箒をまたいだり、粗末にしてはいけないよ」と の言い伝えが残るほどでした。 生まれてくる小さな命(魂)がこぼれ落ちないように大事に集める道具と して。不安なお産を無事に迎えることが出来ますようにと祈りを込めて、 箒を大切に使っていました。 一年の締めくくりに新しい箒は(ほうき)はいかがでしょうか?新しい道具 で掃除。いつもより少しだけ清々しく感じられそうです。

手作り棕櫚ほうき      ¥2,500(税込)

棕櫚とは:南九州原産のヤシ科の植物。伸縮性、耐水性、耐腐食性に優れ利用 価値の高い植物として古くから様々な道具に加工されています。

 

 

禅心箒(ほうき)
心が浄化する本。

心が浄化する本。

「満月珈琲店の星詠み〜本当の願い事〜」

満月の夜だけに出店する珈琲店。

店主は猫。スタッフは太陽系の惑星たち・・・。

占星術をベースにしたファンタジーです。

仕事に恋に家族に悩む女性たちを励ます珈琲店のお話。

新月のモンブラン、流星群のポップコーン・・・出てくるメニューも素敵です。

今宵はスーパームーン。

あなたの願い事が叶う夜になりますように。

店主

 

 

 

 

 

 

 

 

「満月珈琲店の星詠み〜本当の願い事〜」
10月の坐禅会 (朝・昼) は 10月17日(土曜日)開催予定です。お電話又は当店インスタグラムからご予約、お問い合わせください。お待ち致しております。

禅に触れる(禅体験)

10月の坐禅会 (朝・昼) は 10月17日(土曜日)開催予定です。お電話又は当店インスタグラムからご予約、お問い合わせください。お待ち致しております。

毎月第3土曜日恒例の新宮禅寺坐禅会。

新宮禅寺(当店隣接)

 

 

・朝 坐禅会

朝6:30〜

要予約:前日の14:00までお電話または当店インスタグラムよりご予約いただけます。

朝座禅会+朝食900円(住職監修・精進料理)

(700円朝食+200円寺へご志納)

 

 

・昼 坐禅会

15:00〜

予約不要・参加無料

 

今朝の一服

禅心生活のすゝめ

今朝の一服

色んな情報に振り回されず・・・・

今朝の一服
 
自燈明 法燈明
じとうみょう ほうとうみょう
 
人でなく、自分と理を頼りにせよ。
 
スマホやテレビの情報に振り回せれず、コントロールできるのは自分しかない。
 
抹茶:球磨禅心抹茶(球磨郡四浦)
器:田中茂雄(奈良県)
 
本日も、換気や手洗いうがいなど店でできる事をやりオープンします。
本日開催の朝座禅会

禅に触れる(禅体験)

本日開催の朝座禅会

極寒の中の座禅

フクロウの声、朝早く通勤される車の音、時計の秒針、そして朝日で起きた小鳥たちの声。

 

考えるな、感じろ。

本日午後3時〜新宮禅寺昼座禅会。

予約不要。30分程度の体験です。

お待ちしております。

満月と流れ星

禅心生活のすゝめ

満月と流れ星

十五夜の奇跡

十五夜の満月を撮影したら、流れ星も撮れました(写真右上)。

月は古来再生のパワーを生むと言われてきました。太陽と異なり、自分自身で満ち欠けをするからです。人々はそこに死と再生のイメージを投影します。満月はそのパワーが最大の日です。

流れ星も、願い事を叶えてくれる神秘的な現象と言われています。

十五夜の奇跡。

 

Joan

喫茶 cafe

Joan

さようなら、ジョアン

追悼

ジョアン・ジルベルト

私がカフェをやりたいと思うようになったキッカケがこのアルバム。

 

声とギター

 

全編、ギター1本で弾き語る、ジョアン。

特に、「想いあふれて」は気迫さえ感じる1曲。

 

ありがとう、ジョアン。

 

 

夜、心を鎮める本

禅心生活のすゝめ

夜、心を鎮める本

モヤモヤした気持ちをスッキリに。

歳を重ねると、「なぜ自分が日本に生まれたのだろう?」とか「日本とは何か?」「日本人とは何か?」など途方もないことが気になりだしたりしませんか

 

「日本文学史序説」加藤周一

 

学生の時、加藤先生の「雑種文化」を読み衝撃と興奮を受けて以来、加藤先生のその思想は私の道標となっています。加藤先生の大作「日本文学史序説」は「各時代の日本人は、抽象的な思弁哲学の中でよりも主として具体的な文学作品の中でその思想を表現してきた」という先生の主張の中、日本書紀、古事記、十七条の憲法、万葉集などから始まり、戦後まで文学的な側面から日本、日本人を論じる壮大な作品です。「知の巨人」とも言われる加藤先生の著作群の中でもかなりの大作なのでなかなか手が出ずじまいでしたが、歳を重ねての最近の途方もない悩みを解決するべくこの本に取り組み始めました。

やっぱり先生は私に衝撃と興奮を与えてくれました。

「日本の文学的表現形式は、次の時代に受け継がれ、新しい形式により置き換えられることはなかった。新旧が交代するのではなく、新が旧に付け加えられる。」

日本文化を雑種文化と看破した先生の思想がここにも表現され、文学という具体例で解き明かされていきます。

私はこの人吉球磨は日本の縮図だと感じています。例えば当店が隣接する新宮禅寺に鎮座するのは六観音像です。禅宗であれば、お釈迦様を祀るのが通例ですが、密教系の六観音を四百年以上にわたり大事にしていた。新宮禅寺は密教系から途中禅宗に転派した歴史もあるのですが、ここでも「新旧」の混在が見られます。

日本の仏教は大乗仏教です。名前の通り、すべての命あるものすべて救わんとする、私は心底心意気の高い哲学思想だと感じています。それが日本人の根っこの部分とシンクロし続けているからこそ、ここまで仏教が生き続けているのではないか?と感じています。日本3禅宗が熊本県内はもとより、鹿児島、宮崎を含めてもこの人吉球磨地域にしか存在しないことはその根っこ、日本の姿を表している地域だと思うのです。

 

 

店主

 

 

モヤモヤした気持ちをスッキリに。