日本最南端黄檗宗寺院 新宮禅寺 六観音
日本最南端黄檗宗寺院にして、相良三十三観音めぐりの32番札所。新宮寺に所縁のある新宮家の家譜によると、新宮寺の開山は応永3年(1405)で、天正4年(1576)年の火災の際、全焼した本堂の灰の中から金色の尊像が発見され、18代相良家当主・相良義陽(さがらよしひ)が、この尊像を祀るために6体の観音を祀ったのが由来といわれています。6観音とは、聖観音、准胝(じゅんてい)観音、馬頭観音、千手観音、十一面観音、如意輪観音で、1体に約10年ごとに作られ、天正5年(1577)から約50年かけて造られています。