兀然無事坐 春来草自生
春の禅語
兀然無事坐 春来草自生
兀然として無事に坐すれば、春来たりて草自ずから生ず。
兀然(ごつぜん)と読みます。兀とは、じっとして動かないこと。
一切の邪念を排し、ただひたすらに禅を励めば、春になれば自然に草木が芽を出し花が咲くように、自ずと悟りは開ける。
「こつこつと努力する」の、こつこつを漢字で書くと、兀兀と書きます。何事も、兀兀とやると、何かしら光が見えてくるようです。
先日引退したイチローさんも同じようなことを引退会見で語ってました。彼は「禅」を学んでいる気がします。