影向
影向。
ようごうと読みます。
仏や神が時に応じて、仮の姿をとって現れること。
日本人はその仮の姿を、自然に求めました。
森や石や木や川や海・・・・
その代表格が風です。
また神仏があらわらることを「おとづれ」とも言います。
元々は「音連れ」と綴るそうです。
耳を澄ませください。
風、鳥、虫・・・・様々なおとづれが聴こえます。
気が枯れる状態を、気枯れ(けがれ)と言います。
コロナ禍で、気枯れた人が増え続けていますが、
自然に接することで、枯れた気を充填することができます。
コロナが終息した際には、
是非とも人吉球磨のたくさんの影向を、おとづれを、
感じてください。
新宮禅寺の影向。
戦国時代に作られた六観音像は、風水拠点として三日月城の地門(
聖観音(しょうかんのん)は、他の観音に姿を変える(変化)
基本の像。苦難除去のご利益があると言われています。
観音様は音の無き音を聞いてくださる、心の声を聞いてくださる
から観音と言います。
コロナが一刻も早く終息できますように。