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禅心茶と読みたい本

「世界はうつくしいと」
長田弘

「寛ぎ」のために作られた詩集。

シンプルで、美しく、そして優しい言葉たちは、汚れてしまった心を流してくれる。

禅心茶とともに、読みたい本。

 

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「世界はうつくしいと」

うつくしいものの話をしよう。

いつからだろう。ふと気がつくと、

うつくしいということばを、ためらわず

口にすることを、誰もしなくなった。

そうしてわたしたちの会話は貧しくなった。

うつくしいものをうつくしいと言おう。

 

風の匂いはうつくしいと。渓谷の

石を伝わってゆく流れはうつくしいと。

午後の草に落ちている雲の影はうつくしいと。

遠くの低い山並みの静けさはうつくしいと。

きらめく川辺の光はうつくしいと。

おおきな樹のある街の通りはうつくしいと。

行き交いの、なにげない挨拶はうつくしいと。

花々があって、奥行きのある路地はうつくしいと。

雨の日の、家々の屋根の色はうつくしいと。

太い枝を空いっぱいにひろげる

晩秋の古寺の、大銀杏はうつくしいと。

冬がくるまえの、曇り日の、

南天の、小さな朱い実はうつくしいと。

コムラサキの、実のむらさきはうつくしいと。

過ぎてゆく季節はうつくしいと。

さらりと老いてゆく人の姿はうつくしいと。

一体、ニュースと呼ばれる日々の破片が、

わたしたちの歴史というようなものだろうか。

あざやかな毎日こそ、わたしたちの価値だ。

うつくしいものをうつくしいと言おう。

幼い猫とあそぶ一刻はうつくしいと。

シュロの枝を燃やして、灰にして、撒く。

何ひとつ永遠なんてなく、いつか

すべて塵にかえるのだから、世界はうつくしいと。

新宮禅寺 彼岸花

「人吉球磨のお土産と喫茶 球磨禅心生活」に隣接する新宮禅寺。今の季節、彼岸花が可憐に咲いています。
ぜひご覧になられてください。

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秋 相良三十三観音巡りが始まりました。

人吉球磨の秋の風物詩 相良三十三観音巡りが始まりました。

当店が借景にしている新宮禅寺六観音像も三十三観音の1つであり、三十三観音の中でももっとも美しい風景と言われています。

今日も多くの方が参拝に訪れました。

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